そして、気付かれないうちに年月をかけてゆっくりと進行し、50代、60代で自覚症状が現れることがあります。そのため、若い人も今からケアを行っておくことをお勧めします。
歯周病は病原菌が歯肉から入り込み、炎症を起こし、歯を支える歯周組織を溶かしていく病気です。進行するとひどい口臭が発生し、歯がぐらつきます。最悪の場合、それ以上の進行を食い止めるために抜歯を行うことがあります。
歯間の歯肉が丸みを帯び、張りがなくぶよぶよしているとそこに歯垢が溜まりやすくなっています。歯磨きのときに出血することもあります。
噛んだときに軽い痛みがあり、歯磨きの際に痛むこともあります。歯肉溝に歯石が溜まり、歯周ポケットを形成しているため、歯石除去を行います。
炎症が歯を支える歯槽骨にまで及び、歯肉が腫れます。硬いものが噛みにくくなり、痛みを感じたり、口臭がすることもあります。歯石の除去や歯周組織の再生療法を行います。
炎症によって歯槽骨が吸収されていきます。歯肉は腫れ、膿が出、痛みを感じます。隣の歯に影響を及ぼさないよう、抜歯を行うこともあります。
進行した歯周病を改善するにはブラッシングだけでは限界があります。深くなった歯周ポケットには、歯石や歯垢が付着しているため、これを手術によって除去します。
外科手術には口腔外科出身の院長が担当します。また、歯の動揺がある場合、咬み合わせをもう一度見直すことも必要になります。