適応症例に関しては、一本から治療可能です。骨の厚みや高さに問題がなければ、全ての歯をインプラントにすることもできます。隣の歯に引っ掛けるなどする必要もないため、周囲の歯の負担になりません。
インプラント治療は、歯を失った顎の骨にチタン製のスクリューを埋め込んで歯を作る“外科”治療です。
インプラント治療を行う歯科医師は、硬組織や軟組織を扱う歯周外科や口腔外科の基礎的な“外科”手術手技に習熟していること、さらに術前、術中、術後の周術期管理(患者さんの全身状態、局所状態の管理)のスキルも必要です。こうしたスキルは、口腔外科での研修で習熟することができるのです。
当クリニックでは、口腔外科医によるインプラント手術のため、難症例と言われる、骨造成の手術や軟組織の増量、移植なども行うことができます。
インプラント治療は、すべての症例が同じ難易度ではありません。それこそ新人の歯科医師でもできる症例もあれば、熟練の歯科医師が細心の注意をはらって行わなければならない症例もあります。
例えば、「若ければ顎の骨も太いから大丈夫だろう」など、患者さん自身で「自分の症例は簡単だ(もしくは難しい)」と判断できればいいのですが、残念ながら骨の量や密度、神経や血管の場所などはご自身では分かりえないものです。
デネブデンタルクリニックでは、院長が口腔外科出身として20年以上研鑽してきた中でのインプラント手術のため、難症例と言われる、骨造成の手術や軟組織の増量、移植なども行うことができます。
他院で「インプラントができない」と断られたケースでも、一度当クリニックまでセカンドオピニオンとしてご相談ください。
顎骨の量や密度が足りずインプラントを埋め入れることが難しい患者さんには、サイナスリフトやソケットリフトと呼ばれる骨造成手術を行ないます。
いわゆるインプラントの難症例と呼ばれるケースですが、その中でもさらに困難なインプラント症例においては、大学教授を招聘して口腔外科医2名体制でのインプラント手術を行っています。
ドクター2名体制になると何が良いかと言うと、
いまや海外・国内合わせて150~200社ほどのインプラントメーカーがあり、それぞれに特徴があります。その中でも、デネブデンタルクリニックでは、世界NO.1シェアのノーベルバイオケア社製のインプラントを採用しています。
なぜ世界NO.1シェアがいいのか?というと、それだけ世界的に臨床データが豊富で、「安全」が何よりも優先されるインプラントにおいては、これが非常に重要だと考えています。
また、インプラント体それぞれに番号が付与されており、厳格に品質管理を行っており、万が一、インプラントが脱落した場合でもノーベルバイオケア社としての10年保証を受けることも可能です。
その分、インプラント体もかなり高額です。
低価格なインプラント治療を標ぼうしている歯科医院では、このノーベルバイオケア社のインプラントはほぼ間違いなく採用されておらず、もっと安価なインプラントを使用しています。「インプラントには金額よりも安心・安全」を考えられる方は、インプラントメーカーの違いも判断材料とされることをお薦めいたします。
かつては、インプラント治療でも、パノラマレントゲンのみで治療を行っており、2次元までの構造しか把握していませんでした。これは、ドクターの経験と勘で治療をしているようなものなので、良いオペができないばかりか、非常に危険な場合もありました。
しかし、歯科用CT撮影を行うことにより、骨の形態を3次元的に把握することができ、さらに骨の中の血管や神経の位置を正確に把握することが出来ます。これにより術前の計画を精密に立てることが可能となり、失敗のリスクが少なくなっただけではなく、患者様の負担も減らすことが出来るようになりました。
歯科用CTは、頭頚部に特化したX線装置で特に口腔、歯科領域の診断に絶大なる威力を発揮する機械であり、おもにインプラント治療の術前検査においてよく撮影されます。
現在ではインプラント治療における術前のCT検査は世界的な常識となりつつあります。
さらにより安全にインプラントのためには、治療前だけでなくインプラント後の状態もCT撮影で確認し、3次元的に計画通りインプラントが行われたか検査することが、近年では重要視されています。
しかし現在、日本の歯科医院において歯科用CTを導入している医院は大学病院や一部の歯科医院に限られており、全国の歯科医院の5~6%程度にとどまっているのが現状です。
歯科用CTを導入していない残り90%以上の歯科医院でインプラントを行う場合は、「別のクリニック等でCT撮影をして、その診断をもとにインプラントを行っている」か、もしくは「CT撮影をせずにインプラントを行っている」のどちらかなのです。
安全にインプラントを行うためには、先述の通り、植立後もCT撮影をすることが重要ですし、CT撮影をせずにインプラントを行うことは本当に危険なことなのだと、認識されたほうがいいかと思います。
シミュレーションソフトを使用することにより、コンピュータ上でインプラントを埋入する位置・方向、使用するインプラントのサイズなどを術前に決定しておくことができます。
歯科ではカウンセリングといった言葉が定着しつつありますが、一方的な説明ではなく、患者さんの気持ちもしっかり汲んで説明を行うカウンセリングが必要だと思います。
カウンセラーと称して、スタッフの衛生士さんや歯科助手さんが説明をするところもありますが、デネブデンタルクリニックでは、インプラントや手術を伴う大がかりな治療の場合、院長である私が説明をしています。
何と言っても、最終責任者である院長による説明ですから、適当なことは言いませんし、責任者ゆえに、リスクや知識についてもスタッフよりも知っていますから、いくら忙しくても説明はしっかりと行うことが患者さんへの礼儀だと心がけています。
(そこで、治療とは別枠で説明・相談だけのアポを取っております)
「院長先生に説明の時間まで取ってもらったのに断るなんて申し訳ない・・・」なんて思われなくても全然構いません。「白鳥先生の話を聞いて、やっぱりインプラントやめよう!」でも構いませんし、「やっぱり他の先生のところでインプラントを受けよう!」でも構いません。
インプラント治療を決心されることは大変なものだと思います。だからこそ、納得して治療を受けて頂くための十分な説明は、歯科医師としての礼儀だと私は思います。
インプラントは手術を伴う以上、通常の歯科治療以上に消毒や滅菌に気をつけなければなりません。デネブデンタルクリニックでは、屈指の安心・安全体制を整えていることは自信をもってお伝えできるかと思います。
「オロシドマルチセプトプラス」といった専用薬液を用いた超音波洗浄をすることで、細菌の活動を100%停止させます。(超音波洗浄器はドイツ製の最高水準の機器です)
インプラント治療が終わり、第二の歯を手に入れたら、今度はケアが始まります。インプラントは人工物ですので、むし歯にはなりませんが、歯周病と似た症状にはなります。これをインプラント周囲炎と言います。
インプラント周囲炎は、インプラントと歯肉の隙間に溜まった歯垢に歯周病原細菌が増えることで起こります。歯肉に炎症が起き、インプラントを支えている骨を吸収していきます。
インプラントの周りは天然歯のように、生理的な相互作用がなく、細菌に抵抗する力がありません。そのため、炎症が起きないように、ケアを行っていくことが大事です。また、噛み合わせ状態の異常によりインプラント周囲炎を招くケースもあります。そのため、インプラントの定期的なメンテナンスでは歯肉の炎症のみではなく正しい噛み合わせも診ていく必要があります。
デネブデンタルクリニックでは、インプラントのメンテナンスには、歯科衛生士だけではなく噛み合わせの状態もしっかりとドクターがチェックさせていただています。
インプラント治療は終わってからが大切です。当院ではインプラント治療を終えてからも責任をもってサポートさせて頂いています。
また、当院でインプラント治療をされた方には、末永く安心してお使いいただくために、10年間の当院オリジナル保証を付けております。
確かに、患者様からすると術前の治療回数が減ったり、手術までスムーズに治療が進むという利点もあるかと思います。
しかしながら、術前の診断を疎かにすると予期せぬ手術中のトラブルなども起き、手術時間が長くかかることはおろか、インプラント手術の失敗にも繋がることになります。手術時間が長くかかると、それだけ外科的侵襲(身体を傷つける)をしてしまうのです。
口腔外科を経験した立場から申し上げると、術前診断を疎かにすることは、とても考えられないことです。
当院でのインプラントでは、CTでの撮影はもちろんシミュレーションソフトによって術前の診断や設計をしっかりと行います。
そして、当院でインプラントをされた方は、痛み止め薬を翌日飲む方はほとんどいません。手術後に寝込むなんてことは聞いたことがありません。
それは、「必要なところはしっかりと切開する。不必要なところはできるだけ侵襲しないから」。口腔外科で学んだことです。インプラントを初めてされる患者様からすると「えっ!もう終わったの!」と思われると思います。
しかし、口腔外科だけでもダメです。上部構造や噛み合わせなどインプラントを長持ちさせるためには、歯周補綴の考え方も必要なのです。口腔外科と歯周補綴、その2つを学んできたその観点から言うと、
すべての患者様にインプラントは打ちません。インプラントは商売ではありません。あくまで歯周病の患者様にはまず歯周病を治してからです。
インプラントは術後のこともしっかりと考えることが大事。
それは、「患者のその先の人生まで考えられる医者が良い医者なんだ」と思っているからです。
多くの歯科医院がインプラント治療を標榜されているため、患者様目線としては「どこの歯科医院でのインプラント治療がいいのかわからない」のが現実だと思います。
中には、費用面で安価なインプラントを選ばれる方もいらっしゃると思いますが、私が何より皆様にお伝えしたいことは、
「安心・安全」こそがインプラントにとって何より大切であるということ。
「いつまでも、末永く、デネブデンタルクリニックでインプラントをしてよかった。」
一人でも多くの方に安全で術後も安心できるインプラントを届けたいと思っております。
インターネット上には、「1本10万円のインプラント!」などの広告が堂々と表示されていますが、その誤解を与える表現に憤りを覚える歯科医師は、私の周りにも沢山いますし、私もその一人です。
この激安インプラントについて少し解説をしてみたいと思います。インプラントを1つのネジのような構造と思われている方もいらっしゃると思いますが、実際は複数のパーツから構成されます。
フィクスチャー+上部構造(+アバットメント)となり初めて噛むことができ、歯として機能します。
ホームページをよく読むと、上部構造やアバットメントの料金も載っていますが、大々的に低価格インプラントを打ち出して患者様を集めている、もしくは別料金がかかることを隅っこに分かりにくくしか掲載していないところに、私はその歯科医師に対して悪意を感じます。
安い自体は悪いことではありませんが、問題はその表現方法です。それは決して赤ひげ的な発想ではありませんよね。インプラントは、安全性をしっかりと確保した上で行われる治療であり、そこにはある種の誠実さが求められると思います。
さて、そのような誤解を与える表記をしている歯科医院を皆様は信用できますか?
私が患者ならお断りです。
激安インプラントを標榜しているケースの多くは、「1ピース型のインプラント」を使用しています。なぜかと言うと、「2ピース型よりも金額が安いから」に他なりません。1ピース型のメリットは、一回の手術ですむので、患者様の身体的負担が小さいことがあげられます。もちろん、全体として完了までの期間が短いこともメリットです。
しかし、骨造成が必要な場合、一回法の1ピースでは骨が再生するまでの間にインプラントに負担がかかり、インプラントが抜ける可能性があるため、適用出来ません。見た目も金属のアバットメントが見える状態なので、前歯など仮歯が使用出来ない箇所も適用できません。さらに、2ピースよりも感染リスクが高いと言えます。
また反対側の歯との関係で被せ物を入れるのに角度を変えなければいけない場合があります。その場合も一回法の1ピースでは無理で、アバットメントに角度をつけることができる二回法の2ピースを選択します。
このように1ピース型のインプラントは全ての症例に適用出来るわけではありません。
悪質と感じるのは、料金プランが1ピース型と2ピース型で分かれていて、患者のほうで選べるかのように表示されている点です。上のような理由から、いくら患者様が安いほうの1ピースを選ぼうとしても選べないことがあります。しかも、かなりのケースにおいて。私の主観ですが、1ピース型の適用症例は全体の10~20%くらいだと思います。
最後のカラクリは、インプラントメーカーの違いです。世界には数百種類ものインプラントメーカーがあると言います。しかし、世界的な実績があるのは、3大インプラントメーカーとも言われる次のメーカーです。
この3つで世界シェアは50%近くにのぼります。それだけ臨床実績も豊富で、研究開発にも時間とお金をかけており、またその分高額です。一方で、激安インプラントのメーカーは、3つのメーカーではないことがほとんどです。無名というのは言い過ぎにしても、あまり知られていないインプラントはその分安く仕入れることができます。
しかし、その分使用する素材が均質なものではない可能性もあり、そうした粗悪品はしっかり骨と結合できないこともあります。骨と結合できないと、インプラント治療自体のやり直しとなる可能性が高く、余計に治療費がかかってしまいます。
また、トラブルが起こった際に、他院でインプラントの再治療を希望されたとしても、どのメーカーのインプラントを使用しているかわからない場合、部品を揃えられませんし、そもそも信頼性に欠けるインプラント治療の続きを敬遠する歯科医院が多いと思います。
結局、インプラント治療自体を最初からやり直す羽目になり、何のために激安を選んだのかが分からない結末を迎えることになります
以上、見てきたように、激安インプラントのカラクリには十分にお気をつけ頂ければと思います。あなたの健康にも繋がるインプラントですから、何より安全性や信頼性を基準にご判断ください。私たちもまた選ばれる歯科医院であるように誠実さを常に忘れずに日々診療していきたいと思います。
インプラント治療に必要な検査を行い、お口の状態を確認します。適応が可能な骨の量があれば治療計画を立てます。
歯根に当たる部分の埋入を行います。局所麻酔を施し、顎骨にインプラントを植立します。
骨とインプラントがしっかり結合されるまで3~6ヶ月程度待ちます。この間、仮歯を入れることもあります。
義歯の支台となるアバットメントをインプラントに付けます。簡単な手術を伴う場合もあります。
歯の型取りをし、義歯を作製します。完成したら、アバットメントの上に装着します。
インプラントを長持ちさせるためには、適切なホームケアと定期的な検診が不可欠です。
Q 歯が抜けた時の治療法にはどんなものがありますか?
A 歯を失った時に取ることができる選択肢は4つあります。
それは、①インプラント、②ブリッジ、③入れ歯、④そのまま放置です。利点・欠点はそれぞれありますが(④の利点はほとんどありません)、これ以上残っている歯に負担をかけないことを最優先に考えるのがいいと思います。
その場合、ブリッジ、入れ歯、そのまま放置は残っている歯に負担をかけますが、唯一、負担をかけないのがインプラントです。
Q インプラントと入れ歯やブリッジなど従来の治療との違いはなんですか?
A 天然歯のような機能性や審美性を求めるのなら、インプラントが最適です。
入れ歯やブリッジにした場合、天然歯に比べて噛む力が低下する上、歯を失った部分の骨がどんどん痩せていきます。それに対して、インプラントはしっかりと噛めるほか、インプラントを埋め込むことで骨吸収が起こりにくいという特徴があります。
Q ブリッジのところをインプラントに変えることはできますか?
A ブリッジ部分の欠損の所に、インプラントを入れることは可能です。
そして、欠損部はインプラントで歯をつくり、土台に使っていた歯は冠をかぶせ直すと歯も長持ちします。
Q インプラントはなぜ自分の歯のように噛めるようになるのですか?
A インプラント素材のチタンが骨組織と結合するためです。
チタンが周囲の骨組織と結合する「オッセオインテグレーション」という状態になることで、インプラントがしっかりと根付きます。その結果、インプラントでまるで自分の歯のような噛み心地を取り戻すことができます。
Q 高齢でもインプラントは可能ですか?
A 抜歯をおこなえる健康状態であればほぼ問題ありません。
高齢の患者様の中には、インプラントのメリットを享受できないのではと心配される方がおられますが、抜歯をおこなえる健康状態の方であれば、ほぼ問題ありません。
年齢よりもむしろ患者様の健康状態の方が障害要因になります。
例えば、糖尿病、高血圧症などの慢性疾患や骨粗しょう症を抱えている患者様にはインプラントを適用できない場合があります。
Q 歯周病でもインプラント治療は受けられますか?
A インプラント治療は可能ですが、まずは歯周病治療を行うことを推奨します。
しかし、そのままの状態では失敗リスクが高くなってしまうため、インプラント手術の前に、歯周病治療をしっかり行う必要があります。また、歯周病で歯槽骨の吸収が進んでいる場合は、骨移植を行うことでインプラント治療は可能になります。
Q インプラントはどのくらいもちますか?
A メンテナンスをしっかりと行えば末永く使うことができます。
噛む力は、その人の体重に相当すると言われます。そんな悪い環境でも、データ的には、10年で90数%持つと言われております。40年以上問題なく残っているものもある程です。長持ちするか否かは、二つのことに大きく左右されます。
ひとつは,噛み合わせです。
いくらインプラントが丈夫でも、残っている歯が、抜けたり、動揺すれば、インプラントに過大な負担が生じ寿命が短くなります。
もうひとつは、汚れです。
天然歯の歯槽膿漏と同じで、インプラントも細菌感染により、寿命が短くなります。長持ちさせるには、歯科医師、歯科衛生士の指示を守り、日頃のセルフケアと処置後のメンテナンスが大変重要です。
Q 初診から治療完了までかかる期間はどれくらいですか?
A インプラントの治療期間は、下顎で約5ヶ月、上顎で約7ヶ月です。
ただし、歯肉や歯槽骨の状態のほか、治療部位などによって期間は異なります。
その他、1回法と2回法によって治療期間は異なりますが、「より安全に」「末永く快適に」インプラントを使ってもらうためには、治療期間を長く取ることは必要だと考えています。
Q たくさんのインプラントメーカーがありますが、どこのインプラントがいいでしょうか?
A 歯科医師によって考え方が異なります。私はインプラント臨床実績の豊富さを優先します。
海外・国内合わせて150~200社ほどのインプラントメーカーがあり、それぞれ特徴がありますが、「安全」を第一に考えると、世界的な臨床実績があるノーベルバイオケア社が最も信頼がおけると考えています。
Q 手術にかかる時間はどれくらいですか?
A インプラント本数や部位で異なりますが、手術にかかる時間はおおよそ30分~2時間半程度です。
また、手術前は麻酔等の準備があるほか、手術が終わった後で治療の確認や術後の説明がありますので、手術当日、患者様には余裕を持ってお越しいただいています。
Q インプラント手術は痛くありませんか?
A インプラントは局所麻酔下で埋入されるため、術中まったく痛みはありません。
歯を抜くときと同じ様に局所麻酔を十分に効かせてから手術を行いますので、痛みはありません。
Q 手術後に痛みや腫れはありますか?
A インプラント手術後の痛みは、痛み止めの薬で治まる程度です。
インプラントの手術後の痛みには個人差がありますが、当院でインプラントをされた方は、痛み止め薬を翌日飲む方はほとんどいません。手術後に寝込むなんてことは聞いたことがありません。
それは、「必要なところはしっかりと切開する。不必要なところはできるだけ侵襲しないから」。
口腔外科で学んだことです。インプラントを初めてされる患者様からすると「えっ!もう終わったの!」と思われると思います。皆様が想像されるよりは楽だと思ってもらっても構いません。
Q インプラント治療後のお手入れは大変ですか?
A インプラントのお手入れは、入れ歯のような大変さはありません。
毎日のブラッシングが基本のセルフケアと、定期的に受けていただく歯科医院でのメンテナンスが必要になります。メンテナンスが不十分だと、動揺や脱落などのインプラントの失敗やトラブルにつながるため、忘れずに受けていただく必要があります。
Q 医院によってインプラントの治療費に差があるのはなぜでしょうか?
A インプラントは自由診療のため、医院によって料金設定ができるためです。
インプラントのメーカーや、上に被せる歯の頭の部分のコストや、ドリル等手術時の消耗品(1回で使い捨てのものもあります)、医院の儲けの部分をどれくらいに設定するかで値段は変わります。高すぎるのも問題ですが、安すぎるのもどこかにシワ寄せが及んでいる危険性も否定できません。
Q インプラントの治療費は医療費控除の対象になりますか?
A インプラント治療では、医療費控除が受けられます。
基本的にインプラントの治療費を含む、1月1日からの1年間に支払った医療費が10万円を超える場合は、医療費控除の対象となります。また、1ヶ月間にかかった治療費の自己負担額が一定の金額を超えた場合は、高額療養費として申請することで、後で払い戻しが受けられます。