2017年7月5日 (水)
歯科医の手袋「患者ごと交換」52%…歯削る機器だけでなかった使い回し
この記事は、先日のヤフーニュースで掲載されていたので
ご覧になられた方もいるのではないでしょうか?
これは、東北大学歯学部の研究グループが、全国1000人の歯科医に尋ねた
アンケート結果を公表したものです。
患者さんからすると、
「医療機関なんだから消毒・滅菌は当たり前にしているでしょ!?」
と思われるかもしれませんが、、、
その実態は・・・
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<診療時の手袋使用>
全症例に使用、患者毎に交換 → 52%
患者毎に交換してはいない・症例に応じ使用 → 47%
使用しない → 1%
<使用済みハンドピース(歯を削るドリル)の扱い>
患者毎に交換、滅菌 → 52%
感染症患者と分かった場合交換、滅菌 → 17%
状況に応じ交換、滅菌 → 16%
消毒薬の清拭 → 14%
<使用済みポイント・バーの扱い>
洗浄後、滅菌 → 64%
薬液消毒 → 20%
洗浄のみ → 13%
滅菌のみ → 3%
<ユニット水(歯科用ユニット内を流れる水)の感染管理機能
(消毒薬等による洗浄機能など)が搭載されているか?>
搭載 → 21%
一部搭載 → 10%
導入予定 → 2%
搭載なし → 50%
分からない → 16%
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とてもショッキングな数字だと思います。
あまり同じ歯科業界の人間として強く言うことも憚れますが、
やはり滅菌・感染についての意識がまだまだ歯科業界は遅れている
と言わざるを得ません。
消毒や滅菌が不充分な機材で治療してもほとんどのケースで感染することはないので、
今まで特に対応していなくても問題なかったのかもしれません。
(もしくは問題があっても表に出てこなかったことも考えられますね)
しかし、レーシックの院内感染などがニュースになったように、
不衛生な環境での治療においては、何万分の1か何千分の1かの確率で
院内感染の犠牲者が出てしまいます。
それが、たまたま通院した貴方であったとしたら…
病気を治しに来たのに病気をもらうなんてことがあったら…
そんな悲しいことをデネブデンタルクリニックでは起こしたくない!!
当クリニックに通える範囲である三鷹や武蔵野地域の皆さんに対しては、
責任をもって、しっかりした衛生環境で歯科治療を受けていただきたいと思っております。
ちなみに、デネブデンタルクリニックは上のアンケートの項目はすべて対応済みです。
どうぞ安心して治療にお越し下さい!
※ヤフーニュースはこちら
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170703-00050049-yomidr-sctch